どうも!初めましての方は初めまして、初心者のWebサイト勉強のとみーです!
みなさんは英語の歌詞や字幕に
のような
〜in’(in + アポストロフィ)
という形で終わる単語を見たことはないでしょうか?
実はこの「〜in’」、英語で書かれた文章には超頻出なのに学校では教わらない、実践的な表現の1つなんです。
「〜in’」の正体はシンプルに「〜ing」!
最初に簡単な結論を言ってしまうと
「〜in’」の正体は 「〜ing」
です。
G-Dropping とは?
英語では
のように省略・短縮を表すために「’(アポストロフィ)」が使用されることは多くの人が知っていると思います。
「〜ing」を「〜in’」と書き表すのも同様に「g」の省略が起きているからであり、この現象は
G-Dropping
と呼ばれます。
「〜in’」を理解するのは簡単!
「〜in’」は「〜ing」を書き換えただけなので、「〜ing」に置き換え直すだけで G-Dropping が起きている部分は簡単に理解することができます。
とても簡単ですね。
そのため、自分で使う際はある程度ルールを押さえておく必要があります。
「〜ing」を「〜in’」に書き換えられるのはどんなとき?
「〜in’」は
に対してのみ使用することができ、実際に登場するのは次の品詞の語尾です。
1つずつ細かく見ていきましょう。
「〜in’」はカジュアルな場面でしか使えない
大前提として、
G-Dropping は非常にカジュアルな記法
であることは覚えておきましょう。
もっというと、G-Dropping に限らず英語の省略形・短縮形は基本的にカジュアルです。
カジュアルというのは、親しい仲の人同士で使うということを表します。つまり、ビジネスシーンなど
フォーマルなやりとりが求められる場での使用は避けるべき
です。
また、カジュアルといってもある程度使われる「I am → I’m」や「You are → You’re」などと比べても、語尾の「g」を落とすことは文法的に NG だと捉えられる傾向にあるため、実際に文字として書くことはあまりないでしょう。
砕けた言葉遣いが認められる友達など、使える状況は限られます。
「〜ing」で終わり「〜in’」にできる単語
次に、使える言葉に関するルールを見ていきましょう。
「〜ing」で終わる単語は
- 動詞
- 形容詞
- 名詞
の3つのいずれかです。
動詞の場合
動詞の場合、
のように「〜ing 形」を取るものは「〜in’」にすることができます。
ただし、元々が「〜ing」で終わる動詞の原型は「〜in’」にしません。
「g」を省くこと自体がそもそも文法的なルールを逸脱しているので、こうした動詞でも無理やり「〜in’」を使うこともできなくはないですが、普通はあまりしません。
こういう場合は通常通り「〜ing」で表記します。
形容詞の場合
「〜ing」で終わる形容詞は、動詞の現在分詞が派生して出来ているため動詞の場合と同様に「〜in’」を使うことができます。
名詞の場合
名詞はものによって「〜in’」を使うもの、使わないものに分かれます。
特に「〜thing」系の名詞はよく「〜in’」と表記されているのを見かけます。
「現在分詞・動名詞が派生してできた名詞」というのはイメージが掴みにくいかもしれませんが、
動詞がもとになっている雰囲気がある名詞
くらいの認識で構いません。例えば次のような感じです。
逆に、現在分詞・動名詞から派生していない「〜ing」で終わる名詞には次のようなものがあります。
これらの名詞は「〜in’」を使わずに、そのまま「〜ing」で表すことが多いです。
そのため、基本的には「〜ing」としつつ「〜in’」の使用例を見かけたら1つずつ覚えていく、というスタンスがいいでしょう。
「〜in’」と「〜ing」にはスペル以外にも細かい違いがある!?
「〜in’」と「〜ing」の関係については、
「〜ing」を「〜in’」と表記するのは最後の「g」が発音されないから
という説明がされることが多いです。
つまり、実際の発音に合わせたスペルにしようとした結果「〜in’」と表記するようになったのだ、という説明ですね。
基本的にはこの認識で問題ありません。
しかし、少し厳密な話をすると実は
「〜in’」と「〜ing」の発音は違います
。このあたりの話はかなりマニアックなので別の記事にまとめていますが、フォーマル・カジュアル以外にも違いがあるということを覚えておくと、英語耳を作るための意識が少し変わってくるでしょう。
コメント